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2013年01月11日 (金) | Edit |
読み終えました!


前回読んだ「To kill a mocking bird」のレビューから約1ヵ月かかりました。
To kill... と比べたら薄いんですが、正直読むのは辛かった。

とりあえずあらすじですが、

自己中な少年Holdenが学校をやめてから家に帰るまでの数日間を彼目線で綴ったもの。

まず、彼は自己中です。 私はそう思います。
夜中に電話かけまくるし、わざと人の嫌なことするし、
良く言えば思ったことをする人でしょう。

この本はすごく丁寧に書いてあります。そこまで丁寧に言わなくても分かるよ、っということも
たとえば、なにかを棚の上にあげる際に、手にグラス持っていたので、いったんグラスをテーブルに置いて、からそのものを棚の上に置いた。
そこまで言わなくても、なにかを棚の上にあげただけで済む文章。

かなり丁寧に描写しています。
読みながら情景をイメージすることがしやすかったです。

それから彼の発言のあとに、本当にそれを意図しているのかいないのかがことあるごとに記されています。
たとえば、「トイレに行きたい」本当にトイレに行きたいと思ってる。
もしくは、「トイレに行きない」本当はトイレに行きたいと思ってる。

要は I mean のくだりですね。

かなり長い文章でも繰り返すので、早く先が読みたいと速読能力が上がったと思います。


ただ、汚い表現が多いですね、嫌がる人もいるかも。
スラングを色々と実感できたのは良い点。
horse around, 

登場人物は結構多いですよ。章ごとにいろいろでてきます。
きっとこういった描写が好きな人が多いんでしょうね。


最後にHoldenはたとえ嫌いな人でも、こうして語ると恋しくなるといっていますが、
この本も私にとってそんな感じです。Holdenの数日に付き合わされて、読み終えた後、この本が恋しくなります。



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